株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

近視抑制に効果がある治療法【屋外活動時間の確保,アトロピン等の点眼薬,特殊なコンタクトレンズや眼鏡を用いる】

No.4884 (2017年12月02日発行) P.60

島﨑 潤 (東京歯科大学市川総合病院眼科教授)

鳥居秀成 (慶應義塾大学医学部眼科学教室)

登録日: 2017-12-05

最終更新日: 2017-11-28

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 近視抑制に効果がある治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。専門外の施設で行う場合,どこまで治療を行ってよいものでしょうか。慶應義塾大学・鳥居秀成先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    島﨑 潤 東京歯科大学市川総合病院眼科教授


    【回答】

    近視の原因はいまだ不明ですが,徐々にエビデンスに基づく近視進行抑制法が出てきています。近視眼の多くは正常眼よりも眼軸長が長く,評価として屈折値とともに眼軸長が重要になります。

    現時点で近視進行抑制に有効であると考えられている代表的な方法は,導入が容易な順に,以下の3つが挙げられます。
    ①屋外活動時間の確保
    ②アトロピンなどの点眼薬を用いる方法
    ③特殊なコンタクトレンズ(オルソケラトロジーも含む)や眼鏡を用いる方法

    (1)屋外活動時間の確保

    現代社会において近くを見る時間を減らすことは非常に難しく,屋外活動時間をいかに確保するかが大事になります。屋外活動時間は1日2時間を目安1)とし,最近は,屋外活動の中でも屋外の光環境(照度や波長2)など)が重要であることが報告されているため,室内スポーツでは得られる効果が少ない可能性があり,太陽光を浴びることが重要と考えられています。ただし,紫外線には注意が必要ですので,浴びすぎにも注意し1日2時間程度にすることが重要です。

    残り829文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連物件情報

    もっと見る

    page top