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在宅医療を始めるための基礎知識を修得 東京都医師会が「東京在宅医療塾」を開講

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東京都医師会は、在宅医療を始めるための基礎知識の修得を目的とした「東京在宅医療塾」を9月に開講した。5日の定例会見で、西田伸一理事が説明した。

在宅医療塾は、都の地区医師会から推薦を受けた医師を対象に、講義や医療シミュレーターによる実習を月1回ペースで実施。全9回の講義のテーマは、在宅医療の診療報酬、地域連携、ICT活用、必要な検査・処置、がんの終末期、認知症など。第1期生は52名で、初回の講義には47名が参加したという。

西田氏は会見で、「多くの患者が在宅療養を希望する一方で、8割の方が病院で亡くなっている」と問題視した上で、「かかりつけ医が当たり前に在宅医療を行う文化をつくる必要がある」と在宅医療塾の狙いを明らかにした。 また、初回参加者へのアンケートでは、「参考になった」という感想が多数あったことを紹介。第2期以降も継続する方針を示した。

在宅医療塾については尾﨑治夫会長も、「通院が難しくなった患者さんに対して、かかりつけ医がそのまま在宅医療に取り組めるような体制をつくりたい」と前向きな姿勢を見せた。

在宅医療塾の受講で、日本医師会生涯教育制度の単位・カリキュラムコードが付与される

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