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日医、「葉たばこ農家の生薬への転作促進を」【2018年度概算要求要望】

登録日: 2017-06-02

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日本医師会はこのほど、2018年度予算概算要求要望を厚生労働省に提出した。今村定臣常任理事が5月31日の定例会見で報告した。医療用漢方製剤の安定供給と健康増進の観点から、たばこ税の引上げとともに、葉たばこ農家に対し生薬への転作を促すなど、税制や補助金による対応を求めている。

葉たばこ農家の生薬転作は、昨年12月に開かれた政府の「健康・医療戦略推進会議」における日医の提言を踏まえたもの。日本は漢方薬の原料となる生薬の8割以上を中国から輸入しているが、中国の経済発展に伴う人件費の上昇や中国国内での生薬需要の増大によって生薬価格が高騰しており、日本国内での安定供給が課題となっている。

医療にかかる消費税(控除対象外消費税)に関しては、2019年10月に10%への引上げが予定されていることを踏まえ、非課税となっている現行制度を前提として、「診療報酬に上乗せされている仕入税額相当額を上回る仕入消費税額を負担している場合に、その超過額の還付が可能な税制上の措置」を講ずることに加え、税制措置に伴う必要な財源措置も求めている。

このほか、感染症予防への予算確保としては、昨年、輸入症例を発端とする麻疹の感染拡大など不測の事態によって、定期接種ワクチン不足が生じたことから、ワクチンの安定供給と流通体制の整備を要望している。

概算要求要望の内容を説明する今村氏

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