研修医Aくんの1日は,朝は採血で始まり,夜は指導医B先生との回診・カルテ記載で終わります。日中は仕事で忙しく,帰宅してテキストを読みはじめると5分もせずに目が閉じてきます。そのため,勧められた論文は手付かずで,せっかく購入した専門書も積んだままです。
そんな中,ようやく採血の失敗は減ってきたものの,B先生から指示された薬を間違えて入力し,さらにそれが先月の研修医セミナーで取り上げられた薬だったので厳重注意を受けてしまいました。
忙し過ぎて勉強できなかったことが誤薬の原因なのだから,受け持ち患者を少なくし,仕事量を減らして欲しいとAくんは考えました。
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