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10日前からの発熱,頭痛,尿閉を主訴に受診した24歳女性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(147)]

No.4849 (2017年04月01日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

勝山陽太 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-03-30

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    10日前の夕方から発熱,頭痛が出現。近医でオセルタミビル,アジスロマイシンで加療されたが発熱が持続したため,7日前に総合病院内科へ入院した。さらに3日前から尿閉が出現し,精査目的に当科を紹介受診した。頭痛は羞明を伴い,体動で悪化する。

    身体診察では,体温37.3℃,血圧112/88 mmHg,脈拍81回/分。意識清明。髄膜刺激徴候はなく,神経学的異常所見もない。尿道カテーテルが留置されている。

    前医初診時の一般血液・生化学検査ではWBC 6700/μL, CRP 6.39mg/dL。当科での胸部X線写真を示す(図1)。

    研修医の診断:レジオネラ感染症

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