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起立時のめまいを主訴に受診した 69歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(125)]

No.4802 (2016年05月07日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

稲葉加奈子 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

山下智子 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-25

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  • 受診10日前,急な発汗と気分不快を認めたが30分ほどで軽快した。翌日,夜間排尿のためベッドから起き上がったときにめまいが出現し,改善しないため当部を受診した。

    めまいは起立時に出現し,安静臥位で数分以内に消失する。寝返りでの増悪なし。既往歴,常用薬はない。

    身体所見は体温37.2℃,血圧130/82mmHg,脈拍120回/分(臥位)。腹部平坦,軟,圧痛なし。頭位変換眼振検査では,眼振は認めないものの,懸垂頭位から頸部捻転坐位への変換時にめまいの出現あり(図1)。

    研修医の診断:良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo:BPPV)

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