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肺病変と多関節痛を主訴に受診した64歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(105)]

No.4758 (2015年07月04日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

廣田悠祐 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-15

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  • 8カ月前に両側手指のこわばりが出現し,付加的に全身の関節痛を伴うようになったため,6カ月前にかかりつけ医を受診。胸部X線で右肺野に腫瘤陰影を認めたため(図1),当院を紹介受診。朝方2〜3時間持続する手指のこわばりがある。

    喫煙は20歳時より20本/日。

    身体診察では,体温36.8℃,脈拍82回/分,血圧154/98mmHg。関節痛の部位(図2)に圧痛と軽度腫脹を認める。ばち指や長管骨の圧痛はない。

    一般血液・生化学検査の異常値はHb 9.3g/dL,MCV 82.5fL,CRP 12.1mg/dLのみ。

    研修医の診断:傍腫瘍症候群

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