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DSM-5項目解説(11)

No.4738 (2015年02月14日発行) P.61

武田雅俊 (大阪大学精神医学教授)

登録日: 2015-02-14

最終更新日: 2016-10-26

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16 物質関連障害および嗜癖性障害群(substance-related and addictive disorders)
物質関連障害群(substance-related disorders):アルコール関連障害群(alcohol-related disorders)/カフェイン関連障害群(caffeine-related disorders)/大麻関連障害群(cannabis-related disorders)/幻覚薬関連障害群(hallucinogen-related disorders)/吸入剤関連障害群(inhalant-related disorders)/オピオイド関連障害群(opioid-related disorders)/鎮静薬,睡眠薬,または抗不安薬関連障害群(sedative-, hypnotic-, or anxiolytic-related disorders)/精神刺激薬関連障害群(stimulant-related disorders)/タバコ関連障害群(tobacco-related disorders)/他の(または不明の)物質関連障害群(other(or unknown)substance-related disorders)
非物質関連障害群(non-substance-related disorders):ギャンブル障害(gambling disorder)

大きく物質関連と非物質関連とに区分されている。物質関連として多くの薬物の依存と嗜癖について,使用障害(substance use),中毒(substance intoxication),離脱(substance withdrawal),誘発性障害(substance-induced disorder),関連障害(substance-related disorder)に区分して記載されている。
上に述べた10カテゴリーの物質に加えて,非物質関連障害として,ギャンブル障害が新しく加えられた。自分の仕事や生活の破たんを顧みず,ギャンブルにのめり込むことである。インターネット依存については今回,採用は見送られた。

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