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20年後の医療政策ビジョン実現へ推進本部始動 ［厚労省］
厚生労働省は6日、20年後の医療政策を見据えた政策提言『保健医療2035』の実現に向け、省内の推進本部の初会合を開いた。提言に盛り込まれた診療報酬体系、かかりつけ医のあり方など120項目の改革案について検討し、9月をメドに実行計画をとりまとめる。
会合で塩崎恭久厚労相は同省幹部らに対し、工程表を作り項目ごとに具体化するよう指示した上で、「中長期的課題も先送りせず取り組んでほしい」と要請。一部の項目は来年度予算の概算要求に盛り込む意向も示した。
『保健医療2035』は塩崎厚労相が設置した有識者懇談会が6月にまとめた政策提言。都道府県が診療報酬の一部を決定する仕組みのほか、自由開業・自由標榜の見直しを含めた医師の適正配置なども提言している。
