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原因不明の発熱を主訴に受診した僧帽弁置換術の既往がある46歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(300)]

No.5186 (2023年09月16日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

執筆: 田村弘樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

内田 瞬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2023-09-14

最終更新日: 2023-09-13

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2カ月前から散発的に発熱するようになった。20年前に僧帽弁置換術を施行した他院循環器内科で血液・尿検査,血液培養3セット,経食道心エコー,頸部~骨盤部造影CTを行ったが原因不明のため当科を紹介受診。

随伴症状として全身倦怠感と,1カ月で2kgの体重減少がある。

既往歴は感染性心内膜炎に対する僧帽弁置換術(26歳),洞不全症候群(32歳)。常用薬はワルファリン,シロスタゾール。

全身状態は良好。体温36.7℃,脈拍80回/分,血圧105/69mmHg,呼吸数20回/分,SpO2 98%(room air)。身長167.9cm,体重56.7kg。心雑音を含め特記所見なし。

一般血液・生化学検査での異常値は,WBC 10800/μL(Seg 78.5%,Ly 16.1%),LD 264U/L,ALP 122U/L,γGT 89U/L,CRP 3.89mg/dL。当科での血液培養3セットも陰性。

胸部造影CTで縦隔リンパ節腫脹を複数認めた(図1)。

 研修医の診断:大動脈炎症候群

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