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除菌後胃癌の拡大内視鏡診断について

No.5175 (2023年07月01日発行) P.42

小原英幹 (香川大学医学部消化器・神経内科講師)

内多訓久 (高知赤十字病院第三内科部長)

登録日: 2023-06-29

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  • 除菌後胃癌の拡大内視鏡診断について,高知赤十字病院・内多訓久先生にご解説をお願いします。

    【質問者】小原英幹 香川大学医学部消化器・神経内科講師


    【回答】

     【表面微細構造での診断は難しいため,最大倍率で微小血管構築像を観察することが重要である】

    早期胃癌の拡大内視鏡診断の基本はMES DA-Gに従い診断をします1)。すなわち,はじめにdemarcation line(DL)の有無を診断し,続いて病変内部の微小血管構築像(microvascular pattern:MVP)や表面微細構造(microsurface pattern:MSP)を観察し,regular or irregularを診断します。

    Helicobacter pylori(Hp)現感染胃癌では多くの癌が粘膜表面に露出しておりDLがはっきり現れるため,通常内視鏡観察でわかりにくい胃癌に対しても,拡大内視鏡観察を行うと容易に診断が可能でした。しかし,2013年に慢性胃炎に対してHp除菌が保険適用となり,現在はHp除菌後に発見されるいわゆるHp除菌後胃癌が主流となっており,癌の性質も少し変化しています。

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