お知らせ
■NEWS オンライン資格の加算特例でネットによる意識調査を実施―中医協
中央社会保険医療協議会は4月26日、「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」に関するインターネット調査の実施を了承した。通常の保険証で受診した場合の負担が増す4月1日からの診療報酬上の特例の実施にあたって、早急に患者・国民の声を聞くよう求めた中医協・答申の附帯意見を踏まえた対応。
年齢を人口分布に応じて割り付けて抽出した、国民・患者2000人を対象に4月下旬から5月中旬にかけて調査を実施。対象者を直近3カ月の間にマイナ保険証を利用した受診歴があるグループとないグループ（各グループ1000人）に分け、マイナ保険証の利用にどのようなメリット・デメリットを感じているかなどを質問し、比較分析する。調査結果のとりまとめは5月下旬の見通しで、総会に報告するほか、7月以降に実施する2022年度改定の結果検証に関する特別調査の設計にも活用する考え。
4月1日からの診療報酬上の特例では、オンライン資格確認の医療機関への導入と国民へのマイナ保険証の普及を促進する狙いから、「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」について期間限定の見直しを実施。マイナ保険証を利用した場合の評価を据え置く一方で、健康保険証利用の場合については①初診時の評価を4点から6点に引き上げる、②再診時に2点を算定する評価を新設する―措置が講じられている（いずれも今年12月末まで）。
