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胸部違和感と呼吸困難感を主訴に受診した19歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(265)]

No.5110 (2022年04月02日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

田村弘樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

柳田育孝 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2022-03-31

最終更新日: 2022-03-30

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某年3月某日に軽度の胸部違和感を自覚。2日後の深夜に胸部違和感の増悪と呼吸困難感が出現した。発作は動悸,発汗,震え,窒息感,腹痛,寒気,離人感,抑制力を失う恐怖,死の恐怖を伴い,1時間ほどで落ち着いたが,その後も仰臥位で胸部違和感と呼吸困難感が増悪するために半坐位での就寝を余儀なくされた。過換気症候群の経験から2日後に心療内科を受診し,抗不安薬を処方されたが,症状が改善しないため近医内科を受診。血液検査,心電図,心エコー,胸部X線写真(図1)で異常なく,精査目的に当科を紹介受診した。


既往歴の月経困難症に対してノルエチステロン・エチニルエストラジオールを服用中。喫煙歴・アレルギー歴なし。

血圧 124/68mmHg,脈拍 84回/分,呼吸数 40回/分,SpO2 99%。強制呼気でもwheezeを聴取しない。四肢腱反射は活発で,クボステック徴候は陽性。

一般血液・生化学検査に異常を認めない。

研修医の診断:パニック発作

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