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難治性逆流性食道炎の診断と最新の治療は?

No.5107 (2022年03月12日発行) P.47

中路 聡 (亀田総合病院消化器内科部長)

角 一弥 (昭和大学江東豊洲病院消化器センター)

登録日: 2022-03-14

最終更新日: 2022-03-09

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  • 難治性逆流性食道炎の診断と最新の治療についてご教示下さい。昭和大学江東豊洲病院・角 一弥先生にご解説をお願いします。

    【質問者】

    中路 聡 亀田総合病院消化器内科部長


    【回答】

    【難治性GERDの原因をできるだけ簡便に判断し,適切により低侵襲治療へ導くための研究が進んでいる】

    胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は食道粘膜障害と煩わしい症状のいずれか,または両者を引き起こす疾患と定義されます。粘膜障害のあるいわゆる逆流性食道炎と,症状のみの非びらん性胃食道逆流症(non-erosive reflux disease:NERD)に分けられます1)。そのため症状があれば広義のGERDと診断されます。典型的症状として胸焼け・呑酸が挙げられますが症状のみでの判断は難しく(「胸焼けとはどういうものですか」と患者に言われることもしばしば),胸痛や咳嗽といった非定型的症状,食道の過敏性など様々な要素が絡みます。

    難治性逆流性食道炎は主にPPI(proton pump inhibitor)抵抗性となりますが,酸を抑制しきれていないか,それ以外(酸以外の逆流,感受性,他疾患など)の因子を考える必要があります。そこでまず内視鏡検査を行い目に見えるものを確認します。逆流性食道炎の粘膜障害は酸逆流の程度と相関すると報告されています2)。GERD症状でも好酸球性食道炎や食道アカラシアということもあります。

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