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進行性核上性麻痺(PSP)で本当によい?[画像診断道場~実はこうだった(185)]

No.5065 (2021年05月22日発行) P.1

重本蓉子 (国立精神・神経医療研究センター病院放射線診療部)

髙尾昌樹 (国立精神・神経医療研究センター病院臨床検査部)

佐藤典子 (国立精神・神経医療研究センター病院放射線診療部)

登録日: 2021-05-20

最終更新日: 2021-05-18

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63歳,女性
4年前から動作が遅くなり,左手が少し震えることがあった。当院初回のMRIで中脳被蓋の萎縮を指摘され,進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy:PSP)の疑いで経過観察されていた。その後,転倒,失禁,上下方視の眼球運動障害が出現し,精査加療目的に当院受診。頭部MRIにて上記画像を得た。
既往歴:亜急性甲状腺炎。
入院時神経学的所見:頸部体幹優位のパーキンソニズム,姿勢反射障害,突進歩行,易転倒性,核上性眼球運動障害,高次機能障害(MMSE 7点,FAB 1点,思考緩慢,無気力,脱抑制,遂行機能障害),尿失禁。

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