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脳梗塞急性期における機械的血栓回収療法の適応判断のポイントは?

No.5055 (2021年03月13日発行) P.46

藤本 茂 (自治医科大学内科学講座神経内科学部門 主任教授)

山上 宏 (大阪医療センター脳卒中内科科長)

登録日: 2021-03-16

最終更新日: 2021-03-09

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  • 大血管閉塞(large vessel occlusion:LVO)に対する機械的血栓回収療法の有効性が確立しています。
    時間軸に合わせた適応判断のポイント,そしてレスキュー可能な不完全虚血部位(ミスマッチ)の存在の評価法について,大阪医療センター・山上 宏先生に解説をお願いします。

    【質問者】

    藤本 茂 自治医科大学内科学講座神経内科学部門 主任教授


    【回答】

    【初期画像検査で早期虚血病変の大きさと脳主幹動脈閉塞の有無を評価する】

    内頸動脈や中大脳動脈水平部などの脳主幹動脈が急性閉塞して生じる脳梗塞であるLVOは,かつては予後不良で,生存してもきわめて重篤な後遺症を残すことが多い病型でした。近年,カテーテル治療で閉塞血管の血栓を回収・除去する機械的血栓回収療法を行うことで,LVOによる脳梗塞患者の日常生活自立度が著明に改善することが明らかとなり,わが国でも急速に普及しつつあります。

    現時点で有効性が確立しているのは,LVOによって脳の広い範囲で血流が低下し,運動麻痺・失語・意識障害などの症状が出現しているが,まだ広範囲の脳梗塞は完成していないような,不完全虚血部位(虚血ペナンブラ)が存在する急性期脳梗塞例です。このような虚血ペナンブラの評価には,神経症状の評価とともに急性期の画像診断が重要です。

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