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洞調律に隠れたR-R間隔不整と連続する期外収縮[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(39)]

No.5032 (2020年10月03日発行) P.9

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-10-02

最終更新日: 2020-10-01

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84歳,男性。認知症,高血圧,高尿酸血症ほかで近医でフォローされていた。他科への通院の兼ね合いもあり,内科も転医を希望され外来受診となった。

「最近,足腰が弱くなって,ふらついてよくこけそうになります。前立腺肥大で泌尿器科に来ていますから,通院も1カ所で済むので,内科もこちらでお世話になりたくて。最近はちょっと歩くと息も上がりますが,もう年のせいかなぁと思ってます」

初診時心電図を示す(図1)。

問題A 心電図(図1)の調律に関係する所見として正しいものを選べ(複数回答可)。
    ① 心房粗動  ② 心房細動  ③ 洞徐脈  ④ 洞頻脈  ⑤ 洞不整脈  ⑥ 非伝導性心房期外収縮  ⑦ 心房期外収縮ショートラン ⑧ 非持続性心室頻拍

問題B 心電図(図1)のその他の心電図所見として正しいものを選べ(複数回答可)。
    ① QRS電気軸:-50°  ② QRS電気軸:+45°  ③ 異常Q波 ④ 左室高電位  ⑤ 低電位  ⑥ 完全左脚ブロック ⑦ 不完全右脚ブロック  ⑧ 完全右脚ブロック ⑨ PR(Q)短縮 ⑩ 時計回転

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