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化学療法中の下痢,発熱,意識障害の原因をどう考えるか?[画像診断道場~実はこうだった(167)]

No.5029 (2020年09月12日発行) P.1

大石有衣子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学)

外間 昭 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学)

藤田次郎 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学教授)

登録日: 2020-09-10

最終更新日: 2020-09-09

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77歳,女性。沖縄県出身。主訴:発熱,意識障害,下痢。
現病歴:食道癌stage Ⅳに対し化学療法を受けていた。発熱,意識障害,下痢を主訴に入院。血液培養からStreptococcus gallolyticusを検出。抗菌薬治療でも改善乏しく,第16病日に発熱,shock vitalを認め,血液培養からKlebsiella pneumoniaeを検出。抗菌薬治療するも,症状持続。
現症:身長150cm,体重50.0kg,血圧100/60mmHg,脈拍110回/分・整,体温38.0℃,SpO2 99%(3L nasal),呼吸数20回/分。意識E4V3M5。胸部は心音,呼吸音に異常なし。腹部は膨満,軟。蠕動音減弱。腹部全体に圧痛あり,反跳痛なし。全身浮腫著明。血液検査:WBC 5.0×103/μL,CRP 15.45mg/dL,Alb 1.3g/dL。便培養:常在菌。Clostridioides difficile(CD)toxin:陰性。

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

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2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

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