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■NEWS 経腸栄養分野の誤接続防止コネクタ製品の切替え[医療安全情報UpDate]

No.4974 (2019年08月24日発行) P.70

登録日: 2019-08-22

最終更新日: 2019-08-20

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医薬品医療機器総合機構(PMDA)は先月、医療安全情報 No.58において、経腸栄養分野の誤接続防止コネクタ製品の切替えに関する情報提供を行った。

■旧規格製品の出荷は2021年11月末に終了

医療機器などで分野間の相互接続を防止するコネクタに係る国際規格が導入されるのに伴い、経腸栄養分野の新規格製品の供給が2019年12月以降より開始される。その一方で、旧規格製品の出荷は2021年11月末に終了する。
新規格製品と旧規格製品のコネクタは太さや形状が異なるため、相互に接続することができない。そのため医療安全情報 No.58では、変換コネクタを準備することや、対象製品を一斉に切り替えるなど、安全に製品を使用するポイントを周知している。
また、新規格製品導入による医療現場の混乱を避けるためには、適切な在庫管理と施設内関係者への情報共有が重要であるとして、施設ごとに必要な対応として、①担当部署と責任者(医療機器安全管理責任者等)を決定、②製品リストを作成、③切替え方法やスケジュールを検討、④施設内関係者に周知、⑤製品保管方法を検討―の5点を挙げた。
なお、主な切替え対象製品は、「経鼻栄養用カテーテル」「経腸栄養投与セット」「経腸栄養用延長チューブ」「経腸栄養用活栓」「胃ろう用カテーテル(PEGチューブ・ボタン)」「注入器(栄養用)」など。

■国際規格の導入に向けて特設ページ開設

PMDAでは、誤接続防止コネクタに係わる国際規格の国内導入に向けて、国際規格の概要や新規格製品導入に関する注意事項、業界団体等の問合せ先などを示した特設ページを開設している(https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/medical-safety-info/0185.html)。

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