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発熱後の異常行動を主訴に受診した17歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(187)]

No.4936 (2018年12月01日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

内田 瞬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

梶原秀喜 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2018-11-29

最終更新日: 2018-11-28

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当院受診5日前から高熱と倦怠感があった。2日前に解熱したが,1点を見つめてぼんやりしたり,靴を履かずに外出したりするようになった。受診当日には突然服を脱ぐ,家族を殴るといった行為もみられたため,精査加療目的で当科入院となった。

体温38.2℃,脈拍100回/分,血圧111/81mmHg,呼吸数18回/分。興奮状態でGCS E3V4M5。項部硬直なし。瞳孔径4mmで不同なし。対光反射迅速。病的反射なし。一般血液・生化学検査での異常値はCRP 8.9mg/dLのみ。腰椎穿刺で異常を認めない。受診時の頭部MRIを示す(図1)。




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