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システムレビュー[Dr.徳田の診断推論講座(3)]

No.4751 (2015年05月16日発行) P.40

徳田安春 (地域医療機能推進機構[JCHO]本部顧問)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-20

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  • 日常診療での診断のうち7割は病歴で可能である。しかし,それは病歴聴取をうまく行うことが前提である。今回は,病歴聴取で鑑別診断を絞っていくために有用なシステムレビュー(review of systems:ROS)について学習していく。
    まず,今回の症例をみてみよう。症状分析をチェックリストOPQRSTを用いて行った。



    上記の情報から「急性心膜炎」であることにほぼ間違いないと思われる1)。急性心膜炎の原因の多くは,特発性(85%)であり,そのほかの原因としてはウイルス性が多いとされている(表1)。

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