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日本脳炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
高崎智彦 (神奈川県衛生研究所所長)
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  • ■疾患メモ

    日本脳炎は主にコガタアカイエカによって媒介される蚊媒介性ウイルス性脳炎で,東アジアから東南アジア,南アジア,オーストラリア北部がその流行地域で,それらの地域における流行性急性脳炎の中で最も重要である。日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスで,ブタと蚊の間で感染環が成立している。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    初発症状は発熱・倦怠感・頭痛・悪心・嘔吐などで,その後高熱が出て意識障害が出現し,項部硬直,振戦,筋硬直,不随意運動,あるいは麻痺症状が現れる。病状の進行に伴い,脳浮腫による脳圧亢進,痙攣や呼吸不全をきたす。

    日本脳炎は脳炎を発症した場合,一般にその約20%が死亡し,30%に後遺症が残る。主な後遺症として,パーキンソン病様症状,痙攣,麻痺,精神発達遅滞,精神障害などが挙げられる。

    【検査所見】

    日本脳炎の臨床検査上注意すべき点は,発病早期(1~2日後)の髄液検査では,むしろ多核球優位の細胞増加を示す場合があることである。平石らも1967年に,多核球優位の髄液所見を示す症例があることを報告している。また,頭部MRIでは,T2強調画像で視床,黒質,脳幹に高信号域を認める。

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