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横隔膜ヘルニア

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
國崎主税 (横浜市立大学附属市民総合医療センター副病院長/消化器病センター外科教授)
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  • ■疾患メモ

    横隔膜ヘルニア(diaphragmatic hernia)とは,横隔膜裂隙から腹腔内臓器が胸腔内・縦隔内に突出するものを指し,先天性では胸肋三角(傍胸骨孔ヘルニア:右腸管切除術Morgagni孔ヘルニア,左Larrey孔ヘルニア)ならびに腰肋三角(Bochdalek孔ヘルニア)がある。Bochdalek孔ヘルニアの発症が最も多く,出生児2~3千人に1人とされている。

    後天性では,食道裂孔ヘルニア,外傷性ヘルニアがある1)。ここでは,先天性ヘルニアにつき概説する(図)。

    05_69_横隔膜ヘルニア

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    Bochdalek孔ヘルニアでは,新生児期に呼吸促迫,チアノーゼ,ビア樽状胸郭,腹部船状陥凹を主症状とする。出生直後には症状を示さず,小児期に,強い咳をしたときや腹圧上昇時に発症する場合がある。稀であるが,成人で突然の腹痛と嘔吐などの通過障害を示唆する症状が出現する。

    傍胸骨孔ヘルニアでは無症状に経過することも多く,健診などで偶然に発見される。

    【検査所見】

    胸部X線上で胸腔内の腸管ガス像を認め,CTにて腸管の胸腔内脱出を認めれば診断は確定できる。最近では,出生前胎児超音波検査で発見しうる。

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