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気管支喘息

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-12
福田宏正 (鹿児島大学呼吸器内科)
井上博雅 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科呼吸器内科学教授)
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  • ■疾患メモ

    喘息は気道の慢性炎症を本態とし,好酸球性炎症を主体とするものが多い。変動する(可逆性のある)気道狭窄に伴い臨床症状も変動する疾患である。

    気道炎症が持続すると気道構築の変化(リモデリング)を惹起し,非可逆性の気流制限をもたらす。

    喫煙者や高齢者では,COPDとの鑑別が問題となり,両者の合併例(asthma-COPD overlap:ACO)もある。

    吸入ステロイドが慢性期の治療の基本であり,その普及により死亡率は減少傾向にある。急性症状の治療の基本は,短時間作用性吸入β2刺激薬である。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    発作性の呼吸困難,喘鳴,胸苦しさ,咳などが,夜間や早朝に出現・増悪することが多い。非典型的には,咳嗽のみ,胸苦しさのみの場合もある。

    発作の誘因は,ウイルス感染や抗原への曝露,運動,薬物(NSAIDsなど)や食品の摂取,飲酒などが知られている。

    【検査所見】

    1秒率70%未満(非発作時には正常の場合もある)。

    短時間作用性β2刺激薬吸入による1秒量の12%かつ200mL以上の改善がみられる場合が多い(気道可逆性)。

    血中の好酸球比率上昇,総IgE値高値,特異的IgE抗体陽性(アトピー型)。

    呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)が高値(日本では,38ppb以上を高値とする)。

    喀痰中好酸球比率の増加(2~3%以上)。

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