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【読者アンケート結果】「2類相当維持」と「5類に変更」が拮抗(2月テーマ:オミクロン株感染急拡大)

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  • オミクロン株感染が拡大する中で医療を回すためには、新型コロナ対策をどう見直し、何を優先すべきか

    ●重症化リスクの高い患者や高齢者への対策をしっかりすれば、若年者や労働者年齢にはインフルエンザ等に準じた対策で十分。5類相当にして対策すれば気にせずに一般開業医も対応できる。(大阪・開業医)

    ●濃厚接触者の取り扱い基準の明確化と不要な隔離期間を再検討しなければ医療が回らない。(大阪・勤務医)

    ●年齢別の陽性率・入院率・重症化率を明らかにし(明らかになっていると思うが)現在の一律の対応を再考すべき。(大阪・勤務医)

    ●3回目のワクチン接種を急ぐべき。小児への接種も急ぐべき。自宅療養者にパルスオキシメーターを。子どももウイルスの運び屋になる。「感染」と「発症」は違うことがわからない人が多い。(高知・勤務医)

    ●ワクチン・経口薬を増やすこと。両者とも十分に確保されていない。今後は国内メーカーに助成してすぐに対応できるよう進めてほしい。(兵庫・開業医)

    ●オミクロン株では高齢者、持病のある方の重症化、死亡が目立つ。典型的コロナによる重症化・死亡なのか明確に分ける必要がある。コロナ肺炎でない方々はPCR陰性になれば一般病床に移すべき。コロナ病床で介護が必要な方を介護するのは問題。コロナ感染による病床占有率が不正確となる。(福井・開業医)

    ●感染者の急拡大、施設の現状を考えると在宅管理はやむを得ないと思われるが、行政の責任で在宅者のフォローを厳格かつ親切に指導しなければならない。(徳島・勤務医)

    ●安全眼鏡やゴーグルなどのアイ・プロテクションの有効性を強調すべき。(大阪・開業医)

    ●コロナ専用病院、療養施設の臨時開設を優先すべき(東京・勤務医)

    ●オミクロン株の流行で患者が殺到している昨今、病院業務の負担は多大。エビデンスを集約し、柔軟な検査・治療体制を整えたほうがいいと思う。(茨城・勤務医)

    ●無症状の感染者の就労を限定的に認めるべき。(静岡・勤務医)

    ●若年層の経過観察をAIやロボット・ペッパー君などを利用して徹底的にやる。高齢者や基礎疾患ありの方は医療従事者の目が届く入院で。(京都・勤務医)

    ●現場の第一線で働く医療従事者の手当、保障の充実が必要。(北海道・勤務医)

    ●やはり国民一人一人に、感染拡大予防につながる行動を毎日とっていただきたい。(福岡・勤務医)

    ●「ある程度院内感染が生じ死亡率が上がるのは仕方のないこと」と受け入れる世論が形成されること。(愛知・勤務医)

    ●医療と経済の両立を図るといわれているが、そのバランスをとる「基準」を明らかにするべきであろう。その際、これまでの政策が結果として正しかった、誤りだったことの検証が必要だ。(北海道・開業医)

    ●どこかの知事が「感染は止める、社会は止めない」などと訳の分からないことを言っていたが「命あっての経済」である。医療に重点を置いた政策を取るべきである。(東京・開業医)

    ●できる対策は限られるので、今までの感染対策を引き続き徹底すること。優先というより安全と社会生活(仕事、通院…)のバランスを考える。withコロナで過ごすしかない。(兵庫・勤務医)

    ●コロナは呼吸器感染症。原則的には施設内で感染し、戸外ではウイルスが拡散して感染しない。2021年9~11月に感染者数がほぼゼロに近づき維持された原因は、室内の天井埋め込み型・壁掛け型エアコンがほぼ止まったから。エアコンを止めれば同じように患者が急減し、医療危機への対策は不要になる。冬は床置き暖房機を使用すれば、天井・壁のエアコンを止めることができる。エアコンを使用する場合、風が人に当たらないように羽板を水平にして風量を最小に設定し、できれば空気取り込み口を医療用マスクで覆い、エアコンからのウイルス排出をを減らすことが大切。夏・冬の感染ピークはエアコンの使用が最大になることで惹起される。その他の要因でピーク波は起こり得ないと思う。(神奈川・開業医)

    ●2020年春から感染が長引くことは予想され。バラマキではなく「産業の構造を変える」、そして「業態変更によって影響を受ける人たちに新たな職場・職業を提供することが必要だ」と言い続けている。例えば医療分野、流通分野では人が全く足りない。職場を失った人々に新たな職場を提供する努力をなぜしないのか。戻ってこないバラマキの負債は、いつかは税金になって次世代に跳ね返る。「経済のV字回復」は必要ない。地球環境を守るためには「元通り」ではダメで、持続可能な産業を中心に再編成すべき。今が絶好のチャンスだと思う。(三重・勤務医)

    ●基盤であるはずの統計をどこが担っているのか、誰がどう評価しているのか、それがどう政策に反映されているのかがこの2年さっぱりわからないまま。無為に時間が過ぎたと感じている人も多いのでは。まともなことを言う人たちがどんどん左遷されているし、声高に持論を展開する似非インテリ層がテレビで発信するし、公文書も平気で隠蔽改ざんがまかり通る国家だし、そもそも国家のリーダーが国会で118回虚偽答弁しても追及するメディアはすでになく(野党のみ追及しているがそれすら批判ばかりするとつるし上げられる)、科学的な根拠を蹂躙する体質を非常に危惧している。日本版CDCを立ち上げるなり、統計をきちんと守り評価する機関をつくり育てなくてはいけないのではないか…という危機感を共有したい。(神奈川・勤務医)

    ●新型コロナウイルス感染は人口の流動性と関連しているので、新型コロナ対策もそれに応じて先手を打ち見直しを図るべき。対策自体は大きな流れや方針を示し、個々の自治体や会社レベルで指示を通達する方がうまくいくと思う。行政から患者家族への連絡や正確な情報提供を優先して、動向を見守ることが大切だ。(大阪・研修医)

    ●検査できる医療機関を増やし、入院を受け入れる病院との連携を密にする。(埼玉・薬剤師)

    ●最初に一般開業医に普通に診療させるべきだと思う。厚労省は、下手に感染症法の縛りをかけて一番大事な初期診療を放棄させるようなことをやめるべきだ。できもしない感染症法の網をかぶせて重症者をつくるのは厚労省の面目以外は何も保てない。現場の保健所を通さなければ医療アクセスができない状況を早急に変えて、一般診療所等の医療アクセスポイントを増やし、多くの軽症者を早く治療して感染源を断つこと。そして、なるべく早く重症者を早期に見つけることに注力すべきだと思う。(東京・臨床検査技師)

    ●「平時は一般診療を、有事は感染病床としての受け入れを」というコンセプトは理解できるが、他の一般患者もいる中で、そんなに流動的に病床変更はできない。新型コロナウイルスも変異し続けており、まだ正体が明らかでないが、明らかになるまでは、補助金を出してでも感染症患者を受け入れる病院(病床)を救急医療で使用される病床とは別に確保すべきと思われる。(東京・医療事務)

    ●残念ながら現状ではリスクに応じたトリアージ対応をせざるを得ないだろう。並行して、泥縄的だが保健所体制強化、病床確保など新興感染症にも十分対応可能な体制を急ピッチで構築すること。(東京・その他)

    ●医療施設自前のPCR検査体制拡充と関係設備費への補助金、担当者への福利厚生、給与の手厚い補助金支給などを行うべき。ピークアウトに見えるのは、検査数が減少しただけで、大阪の状況も外注検査結果判明が遅れることが主原因であり、学生や10代が移動する機会が増える3~4月をこのまま迎えると再度ピークを迎える可能性が高い。(東京・その他)

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