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コレラ[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(14)]

No.5217 (2024年04月20日発行) P.9

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 大石有衣子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-04-21

最終更新日: 2024-04-19

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【背景】 

コレラ菌(Vibrio cholerae)は,ビブリオ科ビブリオ属のグラム陰性桿菌で,表面抗原(O抗原)により200種類以上に分類される。その中で,O1とO139の2種類の血清型のみが,コレラの原因菌となる。衛生環境が整っていない地域で多く,近年,日本での報告例のほとんどが,熱帯・亜熱帯の流行地域からの輸入感染症である。感染症法の3類感染症に指定され,診断時には届け出が必要である。

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