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周期的な四肢脱力感を訴える63歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(166)]

No.4891 (2018年01月20日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2018-01-18

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    20年ほど前から2カ月に1回程度,急性に発症する四肢の脱力感に気づいていた。安静臥床により約1時間で回復する。図1に示す時間帯に発作が出現すると言う。一度精査したほうがよいとのアドバイスにより,当科外来を紹介受診した。

    既往歴は26年前に胃潰瘍(幽門側胃切除,BillrothⅠ法で再建)と高血圧。内服薬は10年前よりディオバン®。喫煙歴,飲酒歴はなし。

    身体診察では,体温36.4℃,血圧146/83 mmHg,脈拍68回/分。神経学的所見に異常を認めない。無症状時の一般血液・生化学検査では異常を認めない。




    研修医の診断:周期性四肢麻痺

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