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1週前からの両下腿浮腫を訴える71歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(161)]

No.4880 (2017年11月04日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-11-02

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    1週前から夕方に悪化する両下腿浮腫が出現し,徐々に下肢全体に拡大したため当科を受診。また,浮腫が出現しはじめた頃から排尿困難を自覚していた。労作時の息切れはない。既往歴は尿道狭窄と皮脂欠乏性湿疹。服薬なし。

    身体所見では体温37.7℃,血圧99/59mmHg,脈拍60回/分。両下肢全体に圧痕性浮腫(図1)と両側浅腹壁静脈の怒張を認める(図2)。胸部X線写真で異常を認めない。

    血液・生化学検査での異常値は,Hb 10.8g/dL,BUN 20mg/dL(Cr 0.76mg/dL),CRP 1.3mg/dL。



     研修医の診断:心不全

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