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【マンスリーレクチャー】Dr.徳田のフィジカル診断講座(最終回)[プライマリケア・マスターコース]
反射の診断

No.4688 (2014年03月01日発行) P.48

徳田安春 (筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター教授,水戸協同病院)

登録日: 2014-03-08

最終更新日: 2017-09-11

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  • 深部腱反射

    深部腱反射は,反射弓(腱~感覚神経~運動神経~神経筋板~筋)が正常に機能しているかをみるものである。反射弓のいずれかの部位が障害されていれば,深部腱反射は低下,または消失する。
    錐体路障害(pyramidal tract disorder)では腱反射は亢進し,時にクローヌスをみる。錐体外路障害(extrapyramidal tract disorder)では,筋固縮のためトーヌスは亢進するが,腱反射は減弱しているようにみえることがある。小脳障害では振子運動をみることがある。また,脊髄ショックのような急性期脊髄障害では,深部腱反射は低下,または消失する。

    (1)下顎反射(jaw jerk)

    わずかに開口してもらい,検者の示指をオトガイと下口唇の間の溝に当て,その指を打腱器で軽く叩く(図1)。反射が誘発されれば,反射中枢の橋より上の錐体路障害や仮性球麻痺などで亢進する。健常者では反射がないか,軽度の下顎上昇を認めるのみである。

    (2)上腕二頭筋反射(biceps reflex)

    図2aのように検者の母指を患者の上腕二頭筋腱の上に置いて,その母指を叩く。

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