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がんゲノム医療の中核拠点、11月にも要件取りまとめ【厚生労働省作業部会】

No.4871 (2017年09月02日発行) P.16

登録日: 2017-08-24

最終更新日: 2017-08-31

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厚生労働省の作業部会が8月23日に初会合を開き、「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」(用語解説)の指定要件の検討に着手した。11月にも指定要件を取りまとめ、今年度中に施設を選定する。

厚労省の想定では、今年度中に、遺伝子パネル検査の医学的解釈を自施設で完結できる施設を国が「中核拠点病院」に指定。その上で、中核拠点病院がパネル検査による医療を連携して提供する施設を「連携病院」として国に申請する。将来的には、全国どこでもがんゲノム医療を受けられるよう、各都道府県で「拠点病院」を指定し、患者にとって身近な順に、連携病院、拠点病院、中核拠点病院で構成する医療提供体制の構築を目指す。

中核拠点病院と連携病院は、がん診療連携拠点病院と小児がん拠点病院から選定する。中核拠点病院の指定要件については、未承認薬に関する医師主導治験などの実績を持つ「臨床研究中核病院水準の体制」に加え、①パネル検査を実施できる体制、②パネル検査結果を医学的に解釈可能な専門家集団、③専門的な遺伝カウンセリングを実施できる体制─等を求める方針。

【がんゲノム医療中核拠点病院】:ゲノム情報を用いたがんの個別化医療の普及を牽引する拠点となる病院。がんの診断に有用な複数の遺伝子変異を同時解析できる「遺伝子パネル検査」の保険適用にメドが立ったことを踏まえ、厚労省有識者懇談会が創設を提唱した。

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