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後頸部から両側の肩にかけての痛みと発熱を主訴に受診した74歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(150)]

No.4856 (2017年05月20日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

三戸 勉 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

梶原秀喜 (千葉市立青葉病院内科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-05-18

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  • 前日起床時より後頸部から両側の肩にかけて痛みが出現し整形外科を受診したが,発熱を伴っていたため当科に紹介された。6年前に同様の症状と高CRP血症で発症したリウマチ性多発筋痛症(PMR)に対してプレドニゾロン4mg/日を継続内服している。

    身体診察では,意識清明,体温38.1℃,脈拍92回/分,血圧131/83mmHg。頸部回旋時に後頸部痛の増悪と関節可動域制限を認める。浅側頭動脈に圧痛なく,拍動も良好。両上肢挙上制限なし。neck flexion test陰性。

    一般血液・生化学検査での異常値は,WBC 10800/μL, CRP 13.3mg/dL。頸部単純CTを示す(図1)。



     研修医の診断:リウマチ性多発筋痛症(PMR)の再燃

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