株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

左鎖骨上窩の腫瘤を主訴に受診した68歳女性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(122)]

No.4795 (2016年03月19日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

廣瀬裕太 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-26

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 受診3カ月前,入浴中に左鎖骨上窩の腫瘤を自覚した。経過を診ていたが改善せず,原因精査目的で当部を紹介受診した。

    腫瘤は無痛性で,増大傾向なし。体重減少なし。家族歴は弟が喉頭癌,母が膀胱癌,叔父が胃癌,叔母が膵臓癌。

    身体診察では,左鎖骨上窩に辺縁整,弾性硬,圧痛を伴わない腫瘤を触知する。短軸方向の可動性は良好であるが,長軸方向では不良であり(図1),圧迫すると左上肢に放散するしびれを生じる。腫瘤の超音波画像を示す(図2)。


    研修医の診断:Virchow転移

    残り448文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    もっと見る

    関連求人情報

    関連物件情報

    もっと見る

    page top