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細菌性髄膜炎治癒後の微熱と頭重感を主訴に受診した76歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(121)]

No.4793 (2016年03月05日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

梶原秀喜 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

廣瀬裕太 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-27

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  • 3カ月前に近医を頭痛,意識障害および発熱で受診し,細菌性髄膜炎の診断のもと,抗菌薬投与により改善したため2カ月前に退院したが,1カ月前から微熱,頭重感が出現したため当部を紹介受診した。既往歴,生活歴に特記事項はない。

    身体診察では体温36.8℃,血圧102/82mmHg,脈拍82回/分。髄膜刺激症状は陰性。両側の眼瞼結膜に点状出血を認める(図1)。第2肋間胸骨右縁に発症時期不明のLevineⅢ度の収縮期駆出性雑音を聴取する。四肢に異常所見なし。

    一般血液・生化学検査での異常値はHb 11.5g/dLおよびCRP 11.5mg/dLのみである。


    研修医の診断:細菌性結膜炎の再発

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