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右頸部痛と発熱を訴えた85歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(119)]

No.4789 (2016年02月06日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院 総合診療部)

寺田和彦 (国保直営総合病院君津中央病院)

高田俊彦 (国保直営総合病院君津中央病院)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-27

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  • 7日前からの右頸部痛を主訴に整形外科を受診。頸椎症の診断にてロキソニン1397904493を処方されたが痛みは増悪し,3日前から発熱も伴うようになったため当部を紹介受診した。嚥下痛はない。既往歴は非アルコール性脂肪性肝炎による肝硬変,頸部脊柱管狭窄症。

    身体診察では体温38.9℃,脈拍99回/分,血圧108/57mmHg。頸部痛は側屈,回旋のいずれの運動でも悪化するが,前後屈時に著明である。神経学的所見は正常範囲。

    血液検査ではWBC 6500/μL,Hb 13.5g/dL,Plt 2.9×104/μL,CRP 15.83mg/dL。

    頸椎単純X線写真を示す(図1)。


    研修医の診断:crowned dens syndrome(CDS)

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