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特集:高齢社会で増加する加齢黄斑変性 ─ 滲出型の治療の今

No.4829 (2016年11月12日発行) P.25

監修: 髙橋寛二 (関西医科大学眼科学主任教授)

登録日: 2016-11-11

最終更新日: 2016-11-09

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監修:髙橋寛二(関西医科大学眼科学主任教授)

加齢黄斑変性は人口の高齢化によってわが国で急増中であり,高齢者のQOLを著しく低下させる疾患として注目を浴びている。中でも著しい視力低下をまねく滲出型は,わが国でこの疾患の大部分を占めており,歴史的にレーザー,手術,放射線などの治療が行われてきたが,2000年代初頭までは多数例の視力を確実に改善・維持させる治療法はなかった。この特集では,現在,視力を改善・維持するために標準的に用いられている薬物療法(抗血管内皮増殖因子療法)と光線力学的療法の現状と利点に加え,世界初の人体への臨床応用として注目を浴び,今後さらに汎用性の高い治療をめざしているiPS細胞治療の現況について解説を頂いた。この特集から,滲出型加齢黄斑変性治療の今,そして近未来について学んで頂ければ幸いである。

1 抗VEGF薬による薬物療法の現状
関西医科大学眼科学 大中誠之
関西医科大学眼科学主任教授 髙橋寛二

2 薬物療法時代における光線力学療法(PDT)の利点
兵庫医科大学眼科学主任教授 五味 文

3 iPS細胞による治療の現状
神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長/先端医療センター病院眼科統括部長 栗本康夫

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