日本医師会の横倉義武会長(写真)は2日に開かれた会見で、6月末の定例代議員会で行われる日医会長選に出馬する意向を表明した。現時点で会長選への立候補者は横倉会長のみ。
日医会長の任期は約2年。6月の会長選は、2012年より現職を務める横倉会長の任期切れに伴うもの。会長は都道府県医師会員で構成する代議員の投票によって選出される。
●再選後も地域医療が課題
横倉会長は、再度の出馬を決めた理由について、「(地元の)九州医師会連合会から強い要請を受けた」と説明。
今後の医療界の課題として、かかりつけ医を主体とした地域包括ケアシステムの構築など地域医療を取り巻く問題を筆頭に挙げ、再選を通じて引き続き自身が先頭に立って取り組んでいく姿勢を示した。