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左鼠径部のしこりを主訴に受診した13歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(286)]

No.5156 (2023年02月18日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2023-02-16

最終更新日: 2023-02-15

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1週前に左鼠径部のしこりに気づき,同部位の圧迫時に痛みを伴うようになったため受診した。ペット飼育歴はない。

バイタルサインは正常。左鼠径部に弾性軟で可動性良好な軽度圧痛を伴う2cmほどの腫瘤を1個触知する(図1)。左下肢に外傷痕を認めない。左鼠径部の表在超音波検査所見を示す(図2)。

研修医の診断:悪性リンパ腫

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