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最新のてんかんの検査法と手術法について

No.5155 (2023年02月11日発行) P.56

中田光俊 (金沢大学医薬保健研究域医学系 脳・脊髄機能制御学教授)

貴島晴彦 (大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科教授)

登録日: 2023-02-08

最終更新日: 2023-02-07

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  • てんかんは100人に1人発症する頻度の高い疾患です。昨今,診断から治療法に至るまで目覚ましい進歩を見せています。定位的頭蓋内電極留置による深部脳波検査や新規外科治療について,ますます重要になった脳神経外科医の果たす役割を大阪大学・貴島晴彦先生にご解説をお願いします。

    【質問者】中田光俊 金沢大学医薬保健研究域医学系 脳・脊髄機能制御学教授


    【回答】

    【定位的に頭蓋内に電極を留置する方法が導入された】

    てんかんの外科治療を検討する際には,その発作型や焦点部位を確認するビデオ脳波がまず必要となります。てんかん治療を受けてきた患者でも,発作時に脳波異常を伴わない場合があり,心因性非てんかん性発作(psychogenic nonepileptic seizures:PNES)が混在していると診断される場合もあります。MRIで器質的な異常があると,てんかん焦点の診断に近づきます。その他にも脳磁図,FDG-PET,脳血流SPECT,iomazenil SPECTが保険適用となっています。これらの検査はMRIの結果を補完するとともに頭蓋内電極留置部位の決定にも役立ちます。fMRIと脳波の同時測定やマイクログリアPET1)2)なども焦点診断に有用であると報告されています。

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