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左足背の腫れと痛みを主訴に来院した39歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(260)]

No.5099 (2022年01月15日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

吉川 寛 (東千葉メディカルセンター総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

山下志保 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

山本大基 (東千葉メディカルセンター総合診療科)

登録日: 2022-01-13

最終更新日: 2022-01-12

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生来健康。受診3週前に階段を一段踏み外して転倒した。その2日後に左足背に痛みが出はじめ,翌日には同部位の発赤,熱感を伴う痛みで歩行困難となり救急外来を受診した。

足部単純X線で骨折はなく,抗菌薬が開始されたが改善しないため,転倒より1週後に整形外科を受診。再検X線でもやはり骨折はなく(図1),当科紹介となった。

身体診察にて,左足背全体に発赤,腫脹,熱感,圧痛に加えて,足背基部に特に強い圧痛点を認め,また荷重で痛みが著明に悪化する。

一般血液・生化学検査の異常値はCRP 6.8mg/dLのみ。

研修医の診断:蜂窩織炎

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