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多職種連携の必須知識!〈保健師〉─住民・社会を見て,つないで,動かしながら,予防的介入を実践[プライマリ・ケアの理論と実践(120)]

No.5088 (2021年10月30日発行) P.12

大澤絵里 (国立保健医療科学院国際協力研究部上席主任研究官)

登録日: 2021-10-28

最終更新日: 2021-10-27

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SUMMARY
保健師は,地域において疾病を患う人の療養支援・生活支援をし,さらに住民全体に疾病予防や健康増進の支援をする。その支援には,個人の支援のみならず家族支援や地域支援など,社会全体に働きかけるような支援も含む。

KEYWORD
保健師活動指針
2013年4月に厚生労働省健康局長通知「地域における保健師の保健活動について」(保健師活動指針)が改訂され,現在の保健師活動指針となっている。そこでは,保健師の保健活動の基本的な方向性となる10の事項が記されている1)

大澤絵里(国立保健医療科学院国際協力研究部上席主任研究官)

PROFILE
総合病院において看護臨床経験を積む傍ら国際保健活動に従事。その後,国立保健医療科学院で公衆衛生を学び,現職の国立保健医療科学院国際協力研究部上席主任。日本公衆衛生学会認定公衆衛生専門家,医学博士(東邦大学)。

POLICY・座右の銘
継続は力なり

1 保健師とは2)

保健師とは,公衆衛生看護学に基づき支援を実践する看護職である。地域において身体的,社会的,精神的な疾病を患う人に対し,療養支援・生活支援をし,また,病気を患っていない人々に対して疾病予防や健康増進の支援をする。その支援は当事者だけにとどまらず,家族,地域社会をも対象にする。

2 保健師の活動の場所と役割2)3)

保健師は,都道府県や市区町村の本庁での保健・福祉施策の実施や,保健所や保健センター等での保健福祉サービスに従事する。企業や事業所では,従業員の健康管理を担う。学校での児童・家庭,教職員の健康教育や健康管理,病院・診療所,地域包括支援センター等での活動もあり,保健師の活動場所は多岐にわたる(図1)。

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