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CKおよび胆道系酵素の上昇を認めた67歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(240)]

No.5056 (2021年03月20日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

近藤健 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院 総合診療科)

登録日: 2021-03-18

最終更新日: 2021-03-17

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4年前にかかりつけ医の採血でCK高値(600IU/L)を指摘。他院神経内科を受診し,他覚的な筋力低下を認めず経過観察となった。1週前にかかりつけ医で採血したところ,CK上昇に加えて肝機能障害を認めたため当科外来を紹介受診。自覚症状はない。既往歴は高血圧と腰部脊柱管狭窄症。内服薬は7年前からアムロジンおよびオパルモン。家族歴に特記事項なし。飲酒歴はなし。

身体診察で肝脾を触知せず,徒手筋力テストは正常範囲,その他の神経学的異常を認めない。

一般血液・生化学検査の異常値は,AST 144IU/L,ALT 102IU/L,LDH 508IU/L,ALP 549IU/L,γ-GTP 154IU/L,CK 3858IU/Lのみ。HBs抗原 陰性,HCV抗体 陰性。

立位姿勢を示す(図1)。

 研修医の診断:原発性胆汁性胆管炎

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