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【人】川越正平さん「  在宅での意思決定支援を続けることこそ使命」

No.4700 (2014年05月24日発行) P.77

川越正平 (あおぞら診療所院長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-04-03

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  • 川越正平さん(Kawagoe Shohei)

    あおぞら診療所院長

    1966年鹿児島県生まれ。91年東京医歯大卒。虎の門病院血液内科を経て、99年あおぞら診療所を開設。2004年より現職。著書に『君はどんな医師になりたいのか』(医学書院、共著)、『在宅医療バイブル』(小社刊、編著)など。

    在宅での意思決定支援を続けることこそ使命

    千葉県松戸市にある在宅医療中心のクリニック「あおぞら診療所」の院長を務める。訪問看護師やケアマネジャーとの同行など地域医療について総合的に学ぶ研修プログラムを提供し、初期臨床研修医だけでも10年間で約300人を受け入れてきた。隣接する柏市が展開する地域医療モデル事業「柏プロジェクト」にも計画作成段階から関わり、プロジェクトに参加する医師の研修を請け負うなど、次世代の地域医療を担う人材の育成に力を注ぐ。「地域の人々の身体と生活を総合的に支える医師を1人でも多く育てなければなりません」

    地域医療と医師養成へのこだわりは、医学部時代からのものだ。医師のキャリア形成について考える若手医師有志による委員会に参加し、「臓器だけでなく全身を診られる医師を養成すべき」との観点から議論を繰り返した。その中で聖路加国際病院の日野原重明氏との縁を得て、臨床研修での全科ローテーションや地域医療研修の必修化を要望書にまとめ厚生相へ提出。その提言は2004年に始まった新医師臨床研修制度で実現した。

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