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■NEWS 使い捨て可能な飛沫飛散防止カバー「Safety Cube」発売─富山大・若杉准教授と共同開発

登録日: 2020-09-15

最終更新日: 2020-09-23

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パッケージメーカーのサクラパックス(富山市)は9月1日、医療従事者の感染リスクを軽減する飛沫飛散防止カバー「Safety Cube(セーフティ・キューブ)」の販売を開始した。

Safety Cubeは、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、富山大学医学部救急・災害医学講座の若杉雅浩准教授と共同開発したディスポーザブル製品。

救急医療現場では、気管挿管など患者の口元に触れる医療処置が多く、飛沫やエアロゾルによる医療者への感染リスクが高い。Safety Cubeは、口腔・気道への医療処置に伴う飛沫やエアロゾルによる感染を防止するツールで、段ボールとポリエチレンでできているため、軽量で組み立てやすく、緊急時に素早く使用可能。使用後はそのまま廃棄できるため、二次汚染のリスクも回避できる。

サクラパックスは8月7日、富山県を通じて県内の緊急医療現場に同製品を300組寄贈。同社は「医療従事者の健康を守り、人々にとって安心・安全な医療を提供する一助になることを願っている」としている。

Safety Cubeは10組入り8,800円(税込)。同社オンラインショップで販売中。

「ウィズコロナ時代の救急医療現場にとって重要なツール」

若杉雅浩富山大准教授のコメント 口腔・気道への医療処置は、飛沫、エアロゾルの発生により医療者への感染リスクを高めます。Safety Cubeは、コンパクトに収納してベッドサイドに保管できるため、緊急時にも素早く展開して使用することが可能です。使い捨て製品のため、適切に廃棄すれば汚染を広げるリスクはありません。ウィズコロナ時代の救急医療現場で患者にも医療者にも安全な医療を提供するための重要なツールです。

「Safety Cube」の製品概要
材質:段ボール(本体)、PE(カバー)
製品サイズ:幅450×奥行450×高さ450 mm
重量:235g/1組
入数:10組
梱包サイズ:470×180×460 mm
販売サイトはこちら

 

医療現場におけるSafety Cubeの使用イメージ

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