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大酒家,糖尿病患者に発症した大葉性肺炎の起炎菌と言えば?[画像診断道場~実はこうだった(164)]

No.5024 (2020年08月08日発行) P.1

金城武士 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学)

藤田次郎 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学教授)

登録日: 2020-08-06

最終更新日: 2020-08-05

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70歳,男性
主訴:発熱,呼吸苦
併存症:アルコール性肝硬変,2型糖尿病(インスリン治療中),慢性腎臓病,高血圧症。
現病歴:受診数カ月前までは飲酒していたが,最近は食事摂取も十分でなく,寝たり起きたりの生活をしていた。受診当日の明け方から発熱,呼吸苦があり当院受診となった。
身体所見:意識清明,血圧129/60mmHg,脈拍117/分・整,体温38.2℃,SpO2 92%(経鼻酸素2L/分),右肺でcoarse crackles(湿性ラ音)を聴取。
来院時の胸部X線写真正面像(図1)と側面像(図2)を示す。

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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