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3日前からの血痰と労作時呼吸困難を主訴に受診した68歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(222)]

No.5015 (2020年06月06日発行) P.1

石塚晃介 ( 千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 ( 千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 ( 千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 ( 千葉大学医学部附属病院総合診療科)

生坂政臣 ( 千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2020-06-04

最終更新日: 2020-06-03

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来院2週前の仕事中,急に悪心,めまい,および冷や汗を自覚した。近医にて熱中症と診断され,補液により3時間程度で改善した。その後,通常の生活に戻ったが,3日前より咳嗽,血痰,労作時呼吸困難が出現したため当科を受診した。血痰はやや薄い赤色で泡沫状。既往歴・家族歴・服薬歴に特記すべき事項なし。喫煙歴は20本/日(48年間)。

身体診察では,体温36.5℃,脈拍110/分(整),血圧120/70mmHg,呼吸数18/分,SpO2 97%(RA)。呼吸音清。第3肋間胸骨左縁を最強点とするLevineⅢ/Ⅵの全収縮期雑音を聴取する。心雑音の放散はない。頸静脈怒張や下腿浮腫を認めない。

一般血液・生化学検査の異常値はWBC 1万250/μL(分画は正常),Plt 43.6万/μL,BUN 30.6mg/dL,Cr 1.13mg/dL,CRP 5.80mg/dL,NT-proBNP 5970pg/mL(基準値125pg/mL以下)。

胸部X線写真を示す(図1)。

 

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