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ホクロを診察した結果をどのように考えるか?[画像診断道場~実はこうだった(156)]

No.5009 (2020年04月25日発行) P.1

佐藤俊次 (さとう皮膚科院長)

登録日: 2020-04-23

最終更新日: 2020-04-22

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30歳代,男性。主訴:最近ホクロが増えてきたので皮膚癌が心配。既往歴:特記すべき事項なし。
現病歴:最近,体のホクロの数が増えてきたという。特に寸法を測ってはいないが子どもの頃より数が増え大きくなったものが目立ち,なかったところにも出てきた気がするという。ホクロのがんが心配になったので受診した。
現症:視診では体幹部に直径3~7mm大の褐色の扁平な色素斑が10箇所ほどみられる。きわだって大きいものや,色調が異なるものはみられない。ハンディータイプダーモスコープで一通り色素斑の診察をしたところ,直径7mmで構造の非対称なものがあった。全体構築は褐色の色素ネットワークであるが,6時方向に濃い色素ネットワーク,構造の非対称がみられた。

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