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急性の発熱と末梢性多関節炎を訴える68歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(218)]

No.5006 (2020年04月04日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2020-04-02

最終更新日: 2020-04-01

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2週前から発熱と両側の手指関節痛が出現。1週前から関節痛が両側の肘,膝に拡大し,悪化傾向のため当科外来を受診。

既往歴は高血圧,糖尿病。喫煙歴,飲酒歴はない。内服薬はアムロジン®,グラクティブ®,メトホルミン®。食欲は低下しているが,内服薬は継続している。

身体診察では,体温38.2℃,血圧94/62 mmHg,脈拍109回/分,呼吸数12回/分。心雑音を聴取しない。痛みを訴える関節部位の腫脹,発赤,熱感,圧痛を認める(図1)。

一般血液・生化学検査の異常値は,ALT 76IU/L,ALP 643IU/L,γ-GTP 128IU/L,CRP 18.4 mg/dLのみ。




研修医の診断:B群溶連菌による化膿性関節炎

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