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茶あざ(扁平母斑)[私の治療]

No.5006 (2020年04月04日発行) P.46

大内健嗣 (慶應義塾大学医学部皮膚科学教室)

登録日: 2020-04-04

最終更新日: 2020-03-31

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  • 表皮内に存在するメラノサイトが活発にメラニン色素を産生する扁平母斑(カフェ・オ・レ斑)は,いわゆる「茶あざ」として知られている。

    ▶診断のポイント

    原因は不明である。生後間もなく,乳幼児期に生じる。思春期に顕在化することもある。円形から楕円形の境界明瞭な淡褐色斑で,皮膚生検で基底層におけるメラニン色素の増加とメラノサイトの増加が認められる。

    ▶私の治療方針・処方の組み立て方

    Qスイッチ付きルビーレーザーはメラニン色素の吸収率に優れており,黒色,青色の色素性病変の治療に優れた効果を持つレーザーである。治療したいあざにレーザーを照射すると,その光エネルギーは熱エネルギーに変換され,ターゲットとなるメラニン色素を熱で破壊し,除去する。Qスイッチとは,瞬間的に強いパワーのレーザー光を発する装置を指す。レーザー光の照射時間が非常に短いため,あざ周囲の正常な皮膚に対するダメージを最小限に抑えることができる。茶あざは,Qスイッチ付きルビーレーザーの保険適用があるが,治療に難渋することが多いあざとして知られる。

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