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高CRP血症で受診した67歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(208)]

No.4982 (2019年10月19日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-10-17

最終更新日: 2019-10-16

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15カ月前より倦怠感を自覚し,採血にて炎症反応が高値であったため,総合病院でCTなどを施行されたが原因不明であった。その後も炎症反応は持続し,3カ月前にPET-CTを施行したところ,散在するわずかに腫大したリンパ節と肝臓に集積を認めたが(図1),なお原因を特定できなかったために当科を紹介受診した。

体重減少,寝汗や発熱はない。

身体診察で異常を認めない。

血液検査の異常値はAlb 3.1g/dL,CRP 15.4 mg/dL,Fe 26μg/dL(基準値54〜),フェリチン563ng/mL(〜340),IgG 2621mg/dL(〜1700),IgG4 293mg/dL(〜121),sIL-2R 1010 U/mL(〜519)。



研修医の診断:IgG4関連疾患

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