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急性の多愁訴で受診した33歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(203)]

No.4971 (2019年08月03日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-08-01

最終更新日: 2019-07-31

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10時間ほど前にめまい,頭痛,悪心,動悸,四肢の脱力および耳閉感が急に出現し,近医を受診したが改善しないため当科来院。めまい,悪心,動悸は起立で悪化し,臥位で改善するという。既往歴,内服薬,喫煙・飲酒歴はなし。

身体診察では,体温36.4℃,脈拍98回/分,血圧120/66mmHg,呼吸数18回/分,SpO2 99%。neck flexionテストは陰性。四肢の筋力,腱反射を含めて神経学的に異常を認めない。

血液検査および心電図検査で異常を認めない。

前医で撮影した頭部CTを示す(図1)。




研修医の診断:パニック発作

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